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食生活の重要性
古くから「医食同源」とも言われるとおり、食事は健康に悪影響を与えることもあれば、病気を回復させることもあります。動物達が健康を保つには、それぞれの種に適した本来の食事をしなければなりません。
喜ぶからと言って、おやつをあげすぎてはいませんか?
ねだられて、つい人間の食べ物をあげてしまっていませんか?
お心当たりのある方は、動物の身体に深刻な影響が出る前に、食生活を見直してあげましょう。
犬にとって理想的な食生活とは?
犬は人間との暮らしの中で、雑食化を進めてきました。たんぱく質を少し多めに取り、炭水化物を控える必要があるものの、最適な三大栄養素(たんぱく質・炭水化物・脂肪)のバランスは、人間と非常によく似ています。
基本的には市販の総合栄養食を、推奨量に従って与えましょう。おやつをやる場合は1日の摂取カロリーの10〜20%程度に抑え、そのぶんごはんの量を減らしてください。エサの回数は、成犬であれば1日2回、子犬であれば1日4回程度が理想的です。
猫にとって理想的な食生活とは?
猫は犬とは異なり、人間と暮らす中でも肉食を保ってきました。そのため、人間より多くのたんぱく質・脂肪を要します。また、猫はビタミンAやタウリンなど、生きるうえで必要な栄養素の幾つかが、体内では生成できません。特にタウリンの欠乏は、心疾患や目の障害につながる恐れがあります。キャットフードはタウリン含有の、総合栄養食を選びましょう。
基本的には犬と同じく、推奨量に従って総合栄養食を与えれば問題ありません。おやつをやる場合も同じく、1日の摂取カロリーの10〜20%程度に抑え、そのぶんごはんの量を減らしてください。エサの回数は、生後4ヶ月までは1日5〜6回、生後6ヶ月までは1日3〜4回、それ以降は1日2〜3回程度が理想的です。
当院の食事指導
当院ではペットの食生活に悩む方に向けて、食事指導を行っております。
まずは動物の体型や体質、病気の有無、現在の食生活をお伺いし、問題があればその理由と改善法をご案内します。ペットの食生活にまつわる疑問や不安があれば、お気軽にお声がけください。
特に近年では、ネットで得た情報を実践される飼い主様が増えてきました。ネットに掲載される情報には不確かなものも多く、あまりおすすめできない方法もあります。実践に移す前に、ぜひ一度当院にもご相談ください。正しい情報を見極め、一緒にペットの健康な食生活をつくっていきましょう。